日本発スイス経由英国。日記、雑記、こころの整理整頓記。
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PCPミーティング
しごとのはなし、というカテゴリーの割に、そういえば真面目に 
仕事の話を綴った事があっただろうかと思ったので過去の日記を
探してみたら、あ、ちらほらと(苦笑)。
初めての宿直の話(興味のある方、こちらです。)とか、自分でも忘れていたので
ここに書いておいて良かったがでも結局、殆どはお局問題に割かれている(苦笑)
大変嬉しい事にそれももう過去の話だ(高笑い&小躍り)。

さて今日はこのカテゴリーにふさわしく先日あったJさんのPCPミーティング
について書こうと思う。
何を話し合ったか、ということではなくて、あくまでも私が理解している範囲で
PCPってこういうもんだ、という内容にしたい。

PCPとはPerson Centered Planning パーソン・センタード・プラニングの略。
イギリス全国は知らないが、ロンドンの場合殆どの区の施設・サポート環境に暮らす
ユーザーに対して行われているはず。
サービスユーザーをあくまでも中心に考えてケアする側の視点からのプランづくりではなく
ユーザー自身に現在の自分の状況やこれからやってみたいことや将来の希望などを
まとめてもらい、それをプロフェッショナルの立場から助言、サポートして
一緒にプランを立てていく、というのが目的。3ヶ月ごとに行われる。
PCPミーティング参加者も可能な限りサービスユーザー自ら選んでもらう。
大抵は自分の家族、キーワーカー(ケア担当の責任サポートワーカー)や
その他自分のプランづくりに協力してくれるだろう人物、友達などだが
特に決まりはない。

ミーティングする場所も可能な限りユーザーさんにとって居心地がいい場所を
選ぶことになっている。
自分のことを決めるんだから自分がいちばんリラックスできる環境で、というのがねらい。
自分の家、レストラン、公園など屋外でも可能ならOK。かりに団体HQの会議室、と
いうことになっても自分の好きな音楽をかけたり、好きに飾りつけしたりとか
ユーザーさんそれぞれの個性や趣味、嗜好が反映される。
ちょっと前に行われたとあるユーザーさんのPCPミーティングではジャマイカ出身で
レゲエ音楽が大好きな彼女のために団体の会議室に彼女のヒーロー、ボブ・マーリーの
ポスターを貼ってレゲエを聴きながらミーティングしたそうだ(笑)
自分のことを語る上で重要な役割を果たすPCP用のファイルもトピックは
決まっているがどうやって自分を語るかは自由なので文が書ける人、書けない人関係なく
写真や絵で説明したり、テープに録音したりビデオに撮ったり、全くリミットはない。

Jさんの場合Non-verbal(ノン・バーバル、言葉で意思表示しない)なことをはじめ
コミュニケーション能力が殆どないことと、重度のLearning disability(学習障害)のために
自分でミーティング参加者を決めたり現在の状況やこれからのことを話し合うことは
出来ないのでkey workerキーワーカーのAさん(勤務先プロジェクトのリーダーの人)が
中心になって事前にミーティングでどんなことを話し合うか決めた。
AさんとAさんの下でco-key working (共同キーワーキング?)について学んでいる私とで
JさんのPCPファイルをアップデートしたり、前回のミーティング以来どんなアチーブメントが
あったか、とか、今年の休暇の目的地や細かい身の回りのこと、健康面などミーティングの
議題に沿って準備した。ミーティングといってもインフォーマルだし毎回カバーする事は
あまり変わらないので準備といってもそんなに大変ではなかったが。
因みにスタッフ用にPCPを学ぶための研修も定期的に行われていて
イントロの2日研修はスタッフ必須。その他にもPCP Facilitatorファシリテーター
(訳:進行人?世話人?)の研修もある。自治体が主催する研修もあって私も5月に
PCP関係の研修に参加することになっているので今から楽しみ。

さて、ケア・サポート側からの参加者は毎回殆ど同じ顔ぶれ。PCPの総括マネージャーの男性と
Jさんが施設に収容されていた頃からの付き合いの大マネ、そしてキーワーカーの
Aさん。今回からco-key workerとして修行中の私も加わった。
今回は叶わなかったがアイルランド在住のお姉さんやお母さんも可能ならば参加する。

肝心のミーティング開催場所は行きつけのパブ!
Jさんはアイルランド人らしく、ギネスがお好き。
健康管理のためしょっちゅうは飲めないが2週間に1度くらいはパブにも行く。
ちょうど時間がランチ時だったので参加者全員、お昼ご飯を食べながらの話し合いとなった。

Jさんにどの程度の理解能力があるのかは不明。反応がないからといって
全く理解していないとは限らない。反応する能力がないだけかも知れないし。
彼はミーティングの間中おとなしくご飯を食べてときたま声をあげながら座っていた。
帰りの車の中で、もっとギネスが飲みたいということだったのか結構大声だったけど(苦笑)

次のミーティングは3ヵ月後、6月に行われる。それまでに今回話し合ったことが
どの程度実現できるのか、上達できるのか。Jさんを囲むサポートワーカーのチーム
みんなにプランを浸透させるのかはAさんと私にかかっているんだけど、理想と現実。厳しいっ。


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