日本発スイス経由英国。日記、雑記、こころの整理整頓記。
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Important to&Important for
おととい昨日とPCP(Person Centered Planning)のプランナーに
なるための研修があった。
計4日の日程で6月の中旬にまた1日、7月にまた1日で終了する。
PCPって簡単に言うとサービスユーザーのケアプランも含めた
「個人生活計画書」みたいなもの。 
健常者なら自分で自分のやりたいように希望や目標をもって
生活設計を立てるのは当たり前なことだけれど、サービスユーザーさんたちは
そんな当然の権利でさえ障害を持つ、ケアを受けているというだけで
しいたげられてきた。
米国が発祥らしいこのPCP, 英国全土の関係機関で浸透させるための
研修が盛んに行われているそうだ。
私の雇用先の福祉団体でもPCPはケアの核。
従来のケアプランを廃止してすべてサービスユーザーさんの視点から
作られたPCPのフォーマットに沿うケアプランに現在移行中。
(PCPについてふれている過去の日記はこちら。)

研修最初に学んだことですでに目からうろこ、だった。

Important to, Important for

ユーザーさんにとって、何が大事か、意味があるのか、大きくふたつに分けられる。
Important to とは。例えば今のプロジェクトのクライアントRさんだったら
彼女は食べることが何よりの楽しみ。食べるということがRさんにとっては大事
(Important to R)。

Important forは傾向としてケアする側のほうが意識する部分。
Rさんは運動不足や持病薬の副作用もあって肥満だが、彼女にはダイエットの
コンセプトを理解することは出来ないし、食べすぎはいけないとかいうこともわからない。
しかし彼女の健康を維持することは彼女のためには大事(Important for R)。
クライアントの健康管理はケアする側の責任なのは言うまでもないが。

二つの点、クライアントさんにとって大事なこと、それか、クライアントさん本人には
意味のないことでもクライアントさんのためには大事、必要なことを
生活全般あらゆる角度から見ていくことからプラン作りははじまる。
食べ物はわかり易いがもっと細かいこと、例えばボディーシャンプーでなくて
石鹸を好む、とかそういうディテールまでカバーする。
Important to な事柄を優先させて計画を立てていくことがクライアントさんにとって
個人として真の幸せにつながる、というのが大前提。
ケアする側がクライアントにとって良かれと思ってしたことでも実は
クライアントにしてみれば何の意味ももたないこと、そんなすれ違いが
なくなればクライアント個人にとって満ち足りた意義のある生活に
つながるというコンセプト。
Rさんにしたら食事管理なんて全然意味のないことで、食べ続けていられれば
幸せなひとなのだからといってもちろんほっておくわけにはいかない。
でも彼女の生きがいのひとつである食事が彼女にとってつまらないもの、
物足りないものになってしまったら、Rさんとしては不幸だ。
食べ物以外でも彼女にとってImportant to な事が出来るだけちりばめられた
毎日を送れるようにするのが彼女個人にとって幸福なのだ。
個人として満たされた幸せな生活。これは人間誰しも望むことだろう。
サービスユーザーさんたちはひとりではそれが到達できない状況に置かれている。
それをサポートするのが私たちの仕事。

Rさんが不幸になるようなサポートはしてはいけない。
このあたりが今までとにかくRさんの肥満をどうやって解消するかということだけに
重点を置いてきた私にとってはがつーんときた点。
もうひとりのクライアント、Jさんにも同じことが言える。

講師曰く、(Important to, and Important for)is a tool , but not a magic wand.
プラン作りに使うツールだけれど魔法の杖ではない。
つまり、全ての状況には当てはまらない、ということ。
でも出来るだけRさんの楽しみを損ねないように食べすぎを防いで
かつ体重が少しでも減るようにするには・・
もっと運動量を増やさなきゃだめだよな~・・食事の量も大盛りや高カロリーは
やっぱりいけないよな~・・
PCPよりもっとずっと手前の問題でスタッフがそれを理解していないから大変なのだ。
悪いけど大食いでお肉大好きだけど動くことは嫌いなアフリカやカリビアン出身の
とっても体格良い(つまりおデ○)サポートワーカーが多数派だから
余計に苦しい状況・・ぐぐぐ・・・私なんてマイノリティーよぉ。
(このことやその他、近いうち愚痴るかも。)

・・っと暗くなってはいられない。
次回までに宿題も出たし、教科書もじっくり読んでさらに理解を深めなければ。
コメント
この記事へのコメント
でへへ
おかえり(*^_^*)
前記事から気付いてた。
今ケータイだから、また後程ゆっくり♪

って、いつになるか?だけど、のんびり待ってて。(笑)
2007/05/25(金) 16:30:45 | URL | miki [ 編集]
mikiちゃん

ありがとう~気づいてくれて(⌒o⌒;A
気にしてくれてるだけでと~っても嬉しい♪
私も近々ゆっくりお邪魔するね!
2007/05/26(土) 20:10:24 | URL | stipa [ 編集]
ごめんー
コメントしなきゃ!
と思っているうちに6月になってしまいましたー。
お休み中とわかっていながら何度もチェックしてたんだよんっ

今回の記事。考えさせられました。
important to とimportant for
似ているようで全然違うんですよね。
まずはこの英語の意味に考えさせられて、
次にはStipaさんのお仕事としてのこの違い。
難しいですね。
なんだかただの販売員でいる自分が
物足りないというかつまんないというか、
Stipaさんってやっぱりすごいなーと思いました。
2007/06/02(土) 06:57:49 | URL | kleeblaetter [ 編集]
klee♪
ごめんだなんて、kleeの気持ちが伝わってきて
すごく嬉しい~~☆ありがとうね!

toとforが違うだけなのにね。ネイティブのひとも
勘違いしてたりしたからあたしにゃ余計に??だったよ。
どんな仕事でも人間相手だったらさ、
相手はなにがしたいのか、なにが必要なのかって
程度の違いはあっても必要な「思考」。
kleeのお仕事でも毎日している事じゃない?
そんな、すごくないよ~。資格要らないし、誰でも出来る仕事よ~。
家事あり、身の回りの世話あり、家政婦か?!みたいな(-"-;)
そこでとどまってるスタッフが大半なんだけど
私はもっと、なんていうか、極めたいだけだよん(^-^)

2007/06/02(土) 07:44:33 | URL | stipa [ 編集]
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